ごあいさつ
「今年度のスローガンとして、私は「ペイフォワード」を掲げます。」 2030年に向けて国連が推進している持続可能な開発目標(SDGs)が採択されてから、本年で10年を迎えます。ロータリーと国連は、世界各地での平和活動や人道的問題への取り組みにおいて共に歴史を歩んできましたが、コロナ禍で停滞したSDGsの取り組みを立て直し、力強く加速させるために、SDGsを貫く「誰も置き去りにしない」という理念をロータリアンとしての活動に重ね合わせていきたい。

それは、私は善意の連鎖を作り出すことだと信じています。すなわち、「ペイフォワード」の精神です。「ペイフォワード」とは、自分が受けた善意や支援を直接その人に返すのではなく、別の人に与えることで、善意の連鎖を生み出すことが目的です。日本では「恩送り」とも言われています。一人ひとりの小さな善意や支援がつながり、ロータリークラブのネットワークからさらに広がって、世界平和に繋がる大きな変化を生み出す力になることを信じています。

また、ペイフォワードはペイした側にも光を与えるものです。「人のために夜、火を灯せば、照らされて人が明るいだけではなく、自分自身も明るくなる」という言葉があります。自他ともに広がる「プラスの関連性」を足がかりに、ペイフォワードの活動を、皆様で楽しく、推進していこうではありませんか。

次年度の活動目標
  1. クラブ親睦活動の継続
    我がクラブの特徴である酒粋会と映画・音楽を合わせたイベントを、今年度も積極的に開催し、新旧会員の交流をより深めていきたいと思います。
  2. 奨学金プログラム学生の交流
    平和フェローシップ・青少年交換・米山記念奨学会の交流を推進します。平和のために働く人材を創出し、未来の人材を育成する、大変意義ある取り組みであります。前年度に始めた、平和フェローと音楽を結び付けたイベントなどを継続して開催していきたいと思います。
  3. 国際的なプロジェクトの支援
    前年度に引き続き、阿佐ヶ谷ジャズストリートでのポリオ募金活動と、グローバル補助金を活用したタイ医療機関への医療器具の支援を継続していきたいと思います。
  4. 衛星クラブの設立
    前年度に引き続き女性や若手を中心とした衛星クラブの設立を目指し、ロータリーの良さを伝える活動を継続していきたいと思います。


2025~26年 東京セントラルパークロータリークラブ
会長  小野 博文